オレガノ

オレガノとは、古代ギリシャ時代からその薬効が注目され、天然の抗生剤として珍重されてきましたハーブティーです。オレガノに含まれているカルバクロールという成分には優れた抗菌パワーがあります。オレガノは、イタリア料理、メキシコ料理などで使われる。ピザスパイスの主成分であることが多い

●学名:オリガヌム ウルガレ〕
●英名:oregano
●和名:はなはっか〔花薄荷〕
●生薬名:牛至〔ギュウシ〕
●科名 :しそ科 ハナハッカ属 多年草

●採取・製法 :オレガノの開花初期に、全草を採取し乾燥
●部位・形状 : オレガノの花、葉、茎、小刻み

●成分:フラボノイド、チモール、タンニン、メチルシャビコール、カルバクロール

●効能・作用
作   用: 殺菌、鎮痙、発汗促進、健胃、子宮刺激、去痰
適   応 :風邪、インフルエンザ、軽い熱性疾患、消化不良、駆風、生理痛、精神安定、神経性の頭痛、健胃整腸、乗り物酔い、偏頭痛、肩こり
【外用】気管支炎、気管支喘息、関節炎、筋肉痛

●使用方法
オレガノの美味しい入れ方は、を1カップに小さじ1杯約3g入れ熱湯を注ぐ。
  ・ブレンド   1カップの分量  単位・・・小サジ〔ティースプーン〕
  ・ノド・セキ・口腔衛生・爽やか : オレガノ1/3+ペパーミント1/3+タイム1/3
  ・ノド・セキ・風邪・インフルエンザ予防:  オレガノ1/2+エキナセア1/2+メドウスイート1/3
  ・頭スッキリ・痛み・モヤモヤ オレガノ: 1/2+フィーバーフュー1/2+菊花1/3

●風味
香   り: オレガノは、少し刺激のある香り
味   覚 :オレガノは、ほろ苦いスパーシーな味

●使用上の注意・安全性
薬剤併用不可: シクロホスファミド〔抗ガン剤=種々のガンに対する化学療法に使用する〕
  併用によりハーブの抗酸化作用でシクロホスファミドの効果を減弱させる
経口避妊薬〔避妊薬=合成卵胞ホルモン〔エストロゲン〕と黄体ホルモン〔プロゲステロン〕の合剤〕 併用するとエストロゲンとプロゲステロン活性を変化させる作用が認められている

●その他
オレガノは、数多くあるスパイスの中では、クミンやアニス等と同様に最も古くから用いられていました。紀元前4000年前までは、王や高貴な人の身体を腐敗しないようにミイラにして保管しましたが、このミイラを作る時に最初に使われたスパイスが、オレガノ(マジョラム)、クミン、アニスなどと言われています
マジョラムSweet Marjoram〔スウイートマジョラム〕と、オレガノ〔ワイルドマジョラム〕は、同じ仲間なので間違わないように。

●参考文献
・ハーブ検定テキスト
・家庭の中医学
・緑の薬局
・健康茶情報
・ハーブテイー薬草データベース
・薬膳情報net
・ハーブの香り
・サプリメントラボ